家族が亡くなっての遺品整理は悲しみや切ない思いを抱えながらの作業ですね。
1つ1つ思い出の品を手にしては涙が出てくることもありますが、遺品整理をすることで、気持ちの整理もつけることができます。
大切なものは残し、ある程度は区切りをつけて処分することで、悲しみの心もスッキリしてきます。
新たな第一歩を踏み出すためにも大切な作業といえるでしょう。
遺品整理をするうえでは、まず、高級な絵画や骨とう品などの価値があり遺産分割の対象となるものをとりわけます。
中には家族が知らなかった土地の権利書やゴルフの会員券証が出てきたり、逆に、友達からの借金の借用証書が出てきたり、なんてこともあります。
また、ないと思っていたはずの遺言書が見つかることもあるので、慎重に見ていきたいですね。
遺産整理をしながら行いたいのが形見分けです。
形見分けは遺産分割とはまた趣旨が異なり、家族や親族、懇意にしていた知人などに、故人の愛用品を形見として持っていてもらうもの。
男性なら、故人がいつも身に着けていた時計や万年筆、ネクタイピン、カフス、帽子やネクタイ、ジャケットなど。
女性なら、アクセサリーや着物、小物入れなどを、この先も使ってくれる人、大切にしてくれる人に渡します。
ごく近い家族で分けるのではなく、中には姪や甥などが家族の想像以上に故人を慕っていたとか、会社の部下や後輩が故人を尊敬してやまなかったなんてこともあります。
親しくしていた人に声をかけると喜ばれることがあることも心得ておきましょう。
形見分けについて
- 更新日: