遺品整理について

大切な家族を亡くした後の喪失感というのは耐え難いものがありますが、いつまでも故人が遺した品物を大切に取っておいても、気持ちを切り替えることが出来ないので、心が落ち着き次第、出来るだけ早く遺品整理を始めるようにしたいです。 故人の荷物が少ない場合は、洋服やコレクション、本、CDなどを片づけるぐらいで済みますが、中には倉庫や蔵いっぱいにさまざまな商品が遺されている場合があるので、そういう時にはなかなか片づけられなくて困ってしまうと思います。 しかし、このような場合でも、最近は遺品整理を扱う業者が増えてきているため、自分たちでは手に負えないと思ったら、連絡して数社の業者さんに見積りに来てもらうと良いでしょう。 遺品整理業者はプロなので、沢山の荷物があったときでも驚くぐらいのスピードで片づけてくれるので、体力的に片づけることが難しい高齢者の方や仕事が忙しくなかなか時間が取れない方には特におすすめです。 遺品整理業者の探し方は、タウンページやインターネットを利用すれば簡単に見つけられるので、いざというときは頼りにしたいです。
高齢者の独り暮らしが増えるにつれて、孤独に亡くなるお年寄りが増えてきました。 悲しいことですが、これが超高齢化社会を迎えた今の日本の現実だと思います。 そのため、残された生活の品々や思い入れが詰まっていたであろう品々の整理をしなければならなくなりますが、身寄りもなく家族とも疎遠になっていたら、付き合いのある誰かを見つけるのも至難の業です。
そうした状況になった場合は、遺品整理業者の力を借りるしか方法がないのではないかと思われます。ですから、一人暮らしの高齢者自身も遺品整理の知識について知っておく必要があるのかもしれません。 形見として残してほしいという人がいれば、その人に譲る物。誰もいないのであれば処分する物として選り分けていかなければなりません。 賃貸住まいであれば原状回復をして明け渡す必要もありますから、現実的に考えれば酷なようですが、生前整理を考え実際に実行しておくことが、最後に残された仕事なのかもしれないと思います。
家族が亡くなっての遺品整理は悲しみや切ない思いを抱えながらの作業ですね。 1つ1つ思い出の品を手にしては涙が出てくることもありますが、遺品整理をすることで、気持ちの整理もつけることができます。 大切なものは残し、ある程度は区切りをつけて処分することで、悲しみの心もスッキリしてきます。 新たな第一歩を踏み出すためにも大切な作業といえるでしょう。
遺品整理をするうえでは、まず、高級な絵画や骨とう品などの価値があり遺産分割の対象となるものをとりわけます。 中には家族が知らなかった土地の権利書やゴルフの会員券証が出てきたり、逆に、友達からの借金の借用証書が出てきたり、なんてこともあります。 また、ないと思っていたはずの遺言書が見つかることもあるので、慎重に見ていきたいですね。
遺産整理をしながら行いたいのが形見分けです。 形見分けは遺産分割とはまた趣旨が異なり、家族や親族、懇意にしていた知人などに、故人の愛用品を形見として持っていてもらうもの。 男性なら、故人がいつも身に着けていた時計や万年筆、ネクタイピン、カフス、帽子やネクタイ、ジャケットなど。 女性なら、アクセサリーや着物、小物入れなどを、この先も使ってくれる人、大切にしてくれる人に渡します。 ごく近い家族で分けるのではなく、中には姪や甥などが家族の想像以上に故人を慕っていたとか、会社の部下や後輩が故人を尊敬してやまなかったなんてこともあります。 親しくしていた人に声をかけると喜ばれることがあることも心得ておきましょう。
父が亡くなって2年、先月3回忌を無事に終える事が出来た事を機に、遺品整理を行いました。 大きなものなどは亡くなった後に、形見分けとして家族や親族で分けたのですが、それ以外の細かなものなどはまだ手を付ける気持ちにならずにそのままで過ごしてきました。 それでも3回忌が過ぎたのですから、そろそろ遺品整理をしようという事になり、母と姉の3人で、手分けをして遺品整理を行いました。
父の遺品の中には、父が長年書き続けてきた「日記」がありました。 生前は読む機会などなかったのですが、遺品整理という事で、ちょっと日記を読んでみたところ、姉が生まれた時の様子や気持ち、そして病気になった時、私が生まれた時の事などがそれぞれ短い文章でしたけども書きつづってありました。 その短い文章から父の愛情というものが伝わってきました。
遺品整理というのは、その人の生きてきた足跡、歴史を見る事ができ、それらを見ながら「ありがとう」「お疲れ様」という気持ちにさせてくれる事だと思いました。
身内が亡くなると葬儀中は慌ただしく過ぎてしまい、思ったよりも悲しみに浸る時間は少ない。 けれども葬儀の後始末などが済み、親戚達も一人また一人と帰って行った後、心にぽかんと穴が開いたようになる。 そして故人の物を一つ一つ手に取りながら遺品整理を始めると、じわじわと悲しみを実感する。 故人の思い出が残る品々、できれば全て身近に置いておきたいが現実にはそうはいかない事が多い。
手放さなければと頭ではわかっていても、いざ処分となると躊躇ってしまう。 そうして遅々として進まぬ遺品整理に頭を悩ませながらも、故人の遺した品々にずっと囲まれていたいと思ったり、このまま過去を見つめるだけではいけないと思い直したり、日々心を揺らしながら、ぼんやりと生活をする。 けれども本心ではわかっているのだ。 このままではいけないと、心に区切りをつけねばならぬと。 そう、遺品整理は単なる物の整理ではない。 故人との思い出、これから生活していく上での心の持ちよう、そうしたものの整理でもあるのだ。

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